令和3年12月22日、防府市議会の第5回定例会が開かれた。
議会では、令和3年度防府市一般会計補正予算(第6号)が審議され、全会一致で承認された。議案第61号においては、「プレミアム付商品券発行事業」の効果が取り上げられ、曽我好則予算委員長は、記事の中で取扱店舗が第2弾の約450店舗から第3弾では682店舗へ増加した結果、550店舗で商品券が実際に使用されたと報告した。これは、一定の効果の証明ともいえ、関係者からは実施手続きの周知や分析の徹底を要望する意見が出たものの、議案は無事承認された。
続いて、令和3年度競輪事業特別会計補正予算や、手数料条例及び開発行為の許可基準に関する条例改正なども審議され、これらも全て原案通り可決された。特に議案第75号での開発許可基準の改正については、河村孝産業建設委員長が、ディスカッションの中で「開発許可制度に対する国の指導に従い、規制区域を明確にした」と説明。さらに、防災対策強化が目的であるとしながらも、住民への影響も考慮すべきといった意見も寄せられた。
また、教育民生委員会での国民健康保険や介護保険事業等の補正予算も承認し、最後に「子育て世帯等臨時特別給付金の全額現金支給を求める決議」が議題に上がったが、賛成意見が少数であったため、否決となった。
決議には、地域の経済活性化を目指す意見がある中で、幅広い層に恩恵をもたらす現金支給の必要性が訴えられた。多くの議員から「迅速な支給が望まれる」との声が上がり、他市の対応と比較される中で、防府市としての方針がどう進行するか注目されている。
最後に、全ての案件が可決の運びとなり、定例会は無事閉会された。市長も出席しており、防府市の行政運営における重要な局面が見守られている状況となっている。