令和3年9月2日、防府市議会第4回定例会が開会された。
市長の池田豊氏が、令和3年第4回市議会定例会において3つの重要な項目に関する行政報告を行った。
まず、セルビア共和国女子バレーボールチームがオリンピックで銅メダルを獲得し、特に地元出身の奥村選手の活躍が注目されていると述べた。選手たちが本市での合宿を通じて、コロナ禍の中でも準備が行われたことに感謝を示した。
次に、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大について強調した。現在、急激に感染者が増加している状況を受け、市としても外出自粛の要請や市有施設の休館を決定した。特に、教育現場においては新学期開始を延期し、教職員に対する緊急PCR検査を実施したことを報告した。
さらに、補正予算案には学校の円滑な運営のためのPCR検査や、コロナに対応した中小企業者への支援としてがんばる事業者応援補助金の増額が含まれていると述べ、更なる地域経済の活性化に努める意向を示した。
また、デジタル推進調査特別委員会の牛見航委員長から、デジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性が強調された。特に市民全体でDX化を進めるために、IT技術の理解を深める必要があると報告した。問題として、DX化を推進する上で最も障害となるのは市民のマインドであり、なぜITを利用すべきかを議論することが大切だと述べた。
また、教育長の選任に関する議論も行われ、現行の教育長である江山稔氏がその能力を引き続き発揮することが期待されている。教育政策の継続性が重要視され、特に新型コロナウイルスに対する適切な対処を進める方針が示された。教育環境の確保には引き続き努めていくとの意気込みが表明された。
今回の定例会では、一般会計補正予算に関する数つの議案も提案され、地域経済の回復支援に向けた具体的な施策や財政の状況についての説明が行われた。特に、新型コロナウイルスに起因する画期的な経済対策が求められており、その一環として数々の取り組みが示された。
議会は、引き続き市民の安全と経済の活性化に努めることを決定し、質疑や論議が行われる見通しである。