防府市議会において、令和元年第4回定例会が行われました。多くの議員が災害対策について意見を交わしました。
特に焦点となったのは、避難所の満員時の対応についてです。「市の所有するマイクロバス等を活用し、速やかに避難者をより安全な避難所に輸送する」との市長、池田豊氏の説明がありました。さらに、他自治体との連携強化も求められています。
また、佐波川洪水ハザードマップの周知についても議論が行われました。このマップは平成29年に全戸配布され、多くの住民が理解していると考えられていますが、まだまだ周知が足りないとの声があります。市は出前講座を通じ、地域社会に周知を行う考えです。特に、子供たちへの教育も重要視され、小・中学生にもこの地元の重要な知識を伝えていく方針と言います。
さらに、福祉の観点から、霞堤の役割や存在が自衛・防災教育に役立つことが強調されました。歴史的な治水方法を取り入れ、地域住民に正確な知識と情報を提供する努力が続けられています。
加えて、越水やバックウオーターが発生しやすい場所は市によって把握され、危険箇所として特定されていることも明らかになりました。国土交通省との連携により、危険箇所の監視体制が強化されており、具体的な場所も示されました。