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新宮市議会、医療センター運営と新型コロナ対策を議論

新宮市議会が令和3年12月9日、医療センター運営、新型コロナ対策などを議論し、地域支援策を検討した。
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令和3年12月9日、新宮市議会の定例会が開催され、医療センターの運営や新型コロナウイルス対策、給食費の無料化、交通網の整備、観光対策について議論された。

福田 讓議員は、医療センターの運営について言及し、特に産婦人科医師の招聘に関して、和歌山県が新型コロナ対策で評価された事例を挙げながら、実行の重要性を強調した。「医療センターは紀南地域の拠点である。市民の信頼を得るために頑張らなければならない」と彼は述べた。

市長の田岡 実千年氏は、医療スタッフの努力を評価しつつ、医師確保に向けた取り組みが進んでいるとの報告を行った。福田議員も「医療センターが広域的に機能することが重要だ」と強調し、引き続き協力を求めた。

新型コロナウイルスに対する接種状況も議題に上がり、山下 泰司新型コロナウイルス感染症対策担当部長が職員の3回目接種の日程を明らかにし、接種体制の整備が進むことを伝えた。

さらに、福田議員が提案した給食費の無料化に対して、教育政策課からは試算に基づく内容が提示された。約6500万円の財源が必要とされ、ふるさと納税や一般財源からの支出が考慮されているとのこと。福田議員は「子どもたちに無償の食事を提供することが重要だ」と言及した。

交通網の整備についても議論が行われた。福田議員は新宮市内の高齢化とともに交通が重要であると訴えた。「熊野川町のデマンドタクシーが成功している実績を参考にすべき」と彼は提案した。担当の企画調整課長は現在の再編状況を説明し、新宮市のデマンドサービスの導入に向けた検討を進める旨を述べた。

観光対策では、クルーズ船の感染対策を強調し、経済効果についても言及された。小渕 学企業立地推進課長は、各社の対策を評価しながら、観光と地域経済の発展に寄与する方策を模索している。

議事は、教育長が東京大学との連携を深め、文化と教育の発展に寄与する意向を表明し、地域の芸術文化の重要性を再確認した後、終了した。議長は「新宮市の発展のために議論を深めていきたい」と締めくくった。

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議会名令和3年12月新宮市議会定例会
議事録
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