令和2年3月24日に新宮市議会定例会が開催され、様々な議案が審議された。具体的には、新宮市の職員に関する条例や国民健康保険に関する予算案など、多岐にわたる内容である。
出席した議員は全15名であり、議事は定足数に達して開始された。本定例会においては、特に新型コロナウイルス感染症への対応についても議論がなされた。教育委員会の富田英之課長は、学校運営についてその後の対応を報告した。臨時休業が行われる中、春休み期間中の活動自粛が求められる場面もあり、教育現場への影響が懸念されている。
日程の中でも特に注目されたのは、新宮市職員の服務及び特別職の職員に関する条例の改正案であった。福田讓議員(総務建設委員会委員長)は、これらの議案について慎重に審査された旨を報告した。審議の結果、職員の服務に関する条例は全体的に原案通り可決される運びとなった。
また、文化複合施設に関連する条例も大きな議論を呼んだ。特に過疎地域の支援など、より広範な視点からの議論が必要とされている。教育民生委員会の濱田雅美議員は、義務教育における財政運営の透明性などについても触れ、未来の新宮市のために真剣に考える必要があると強調した。
その後の予算案についても、初めての総括が近よつかれた。議案第1号、令和2年度新宮市一般会計予算案が審議され、財政状況についての厳しさが訴えられた。一部の議員からは、過去の財政の問題を踏まえた慎重な予算編成が求められる意見が寄せられた。
最後に、議長の前田賢一議員は新宮市におけるこれからの発展を願い、議会の運営に対する感謝を示した。また、この定例会での審議や市民に対する配慮が今後の施策に繋がるよう継続的に努力することが求められている。