コモンズ

新型コロナ接種率84%超、医療センター産婦人科問題も議論

新宮市議会定例会で新型コロナワクチン接種状況や医療センターの産婦人科問題について議論。市長は医師確保へ全力を尽くすと約束。
記事公開日:
議会開催日:

令和3年12月新宮市議会定例会が開催され、様々な地域課題について議員からの発言がありました。特に新型コロナウイルスワクチンの接種状況と、医療センターの産婦人科問題が焦点の一つとなった。

大坂一彦議員は、ワクチン接種の重要性を強調しながら、市民に対する適切な情報提供を求めた。また、新宮市のワクチン接種推進室長、山下泰司氏は、1回目及び2回目接種率が84.38%と83.36%に達していることを報告した。さらに、3回目接種券の発送は12月3日から開始され、集団接種と個別接種で対応を進めていると説明した。大坂議員は、引き続き感染対策の重要性を訴え、手指消毒やマスクの着用の徹底も呼びかけた。

次に、医療センターの産婦人科問題について質疑が行われた。竹内弥生議員は、医師不足の影響で医療センターが3月まで分娩を受け入れられない状況にあり、妊婦57名の転院先探しなどの厳しい現状を明らかにした。市長の田岡実千年氏は、医師確保に全力を挙げると同時に、地域における高齢者支援の重要性も認識しているとの意向を示した。さらに、消防長や保健センター長も協力し、急病時の対策強化をする方向だと述べた。

高齢者事故防止に向けた支援策として、運転者支援機能付きドライブレコーダーの補助金についても議論された。市長、田岡実千年氏は、運転支援機能を備えたドライブレコーダーの導入が高齢者の安全に寄与すると認識し、積極的な検討を進める意向を示した。

空き家問題も取り上げられ、市は地域ごとの空き家問題に多角的に対応する準備を進めている。高田地区においては特に高齢化が進んでおり、地域の活性化に向けて具体的な施策が求められていることを議員は強調した。各課の連携を強化し、空き家の利活用や管理の促進に努める必要があるとされた。

市長は、「高田地域は特に重要であり、地域の住民と共に活性化に向け努力を惜しまない」との姿勢を表明した。また、高田地区における公共交通の確保も話題となり、地域住民の足となるための新たなプランも提案され、大きな関心を集めた。

以上の質疑応答は、地域住民の生活向上と直結する重要なテーマが盛り込まれ、行政と住民が一体となって地域課題に向き合う姿勢が強調された。

議会開催日
議会名令和3年12月新宮市議会定例会
議事録
タイトルの評価headlineは新宮市議会定例会での重要な議題を反映しており、全体の内容をしっかり捉えています。
説明文の評価descriptionは大会の概要と重要な点を簡潔に表現しており、会議の内容を的確に反映しています。
本文の評価main_contentsは議会録の主な議論を的確にまとめており、内容に沿った説明がなされています。

和歌山県新宮市の最新記事