令和4年6月新宮市議会の定例会において、重要議案が次々に可決された。
特に注目されたのは、議案第41号の新宮市支所設置条例の一部改正や、議案第44号の新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)である。また、今回は新宮市議会議員や新宮市長の選挙運動の公費負担に関する条例についても議論された。
新宮市議会教育民生委員会委員長の濱田雅美氏は、今期定例会での審査過程を報告した。濱田氏は「全ての議案について慎重に審査した結果、原案を可決すべきと決定しました」と述べ、議案の内容を紹介した。
特に、令和4年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第1号)が原案通り可決されたことは、地域医療の維持向上が期待される。濱田氏が「医療サービスの質を向上させるための予算配分が重要です」と強調した。議案の採決においては、どの議案も異議なく通過した。
また、議案第42号、選挙運動の公費負担に関する条例の改正については、賛成と反対の意見が分かれた。岡崎俊樹議員は、「この条例の改正は無駄な税金の使い方になり、実効性がない」として反対意見を表明した。この発言に対し、福田讓議員は「選挙費用については適切に使われており、税金を無駄にするつもりはありません」と指摘し、賛成の立場を表明した。
議案第43号の一般会計補正予算(第2号)についても、各委員会から委員長の報告を受けた後、全ての議案が可決された。特に、保育士支援のための補助金に関する質問では、委員から具体的な金額が示され、納得のいく説明がなされた。
閉会中の継続審査については、総務建設委員会の委員長からの提出があり、こちらも全会一致で承認された。議長の榎本鉄也氏は、「皆様の協力によって、今期定例会を無事に終了できました」と感謝の意を表明した。
田岡市長は、閉会に際し市の施策についての感謝を述べた。市長は市民からの意見を受け止め、今後も施策の改善に努めていく意向を示した。