令和6年3月21日、新宮市議会定例会は全出席議員の同意のもと開会した。重要な議題では新宮市旧チャップマン邸条例の一部改正や、職員定数条例についての議論が行われた。各議案に関しての審査が経た結果、全て原案通り可決された。
特に、議案第15号である「新宮市職員定数条例の一部を改正する条例」については、消防職員数を5名増やすことが提案された。議員からは「消防職員の定数を5名増加させる根拠」についての質問が挙がり、当局からは「退職者が出ない期間が生じた影響を考慮した上での増加」との説明があった。
次に、議案第6号に関しても議論が展開された。「令和6年度新宮市駐車場事業特別会計予算」では、舗装修繕費用についての質疑があり、当局は「年度内に陥没等が発生した場合に応急的に対処する考え」との答弁を行った。出席議員側からは、「老朽化が進んでいるため、必要な対応が必要」との意見が多く出された。
また、議案第1号の令和6年度新宮市一般会計予算も、委員会報告を受けて全員一致で可決された。歳出項目の中には公用車更新や飲料水施設の管理費に関する質疑があり、特に「新宮市、美化」が当然視される歌詞や機器の更新予算が確保されたことが強調されていた。
この他に、請願第3号の新設道路についても審査が行われた。この請願は、高森地区の住民から提出されたもので、「孤立化を防ぐための新設道路が求められた」。当局は議会の意見を基に対応を検討すると述べた。