コモンズ

新宮市議会、持続可能なまちづくりや子育て施策を議論

新宮市議会では持続可能な社会や子育て推進策、ワクチン接種状況に関する一般質問が行われ、特に地域の文化振興についても焦点が当てられた。
記事公開日:
議会開催日:

新宮市議会の令和3年6月定例会において、一般質問が行われ、持続可能な社会及びまちづくり、子育て施策、高田小水力発電所の運営状況などが議題に上がった。特に強調されたのはサスティナブルなまちづくりの重要性であり、松畑 玄議員は「持続可能な街づくりには、環境問題や資源問題に対する意識が不可欠」と述べた。これに対し、田岡 市長は「全世界共通の重要な取り組みで、真摯に取り組む必要がある」と返答した。また、都市計画道路に関する質疑では、新宮紀宝道路の開通に向けた整備状況が確認され、木村 雅洋都市建設課長は事業概要を説明し、道の拡幅方法の検討が市民からの意見を受けて行われるべきとの声が上がった。

子育てに関する質問も充実しており、松畑議員は新宮市の出生率と少子化の問題を取り上げ、子育て環境の整備が喫緊の課題であると主張した。子育て推進課長は「昨年度の出生数が147人と著しく減少しており、危機感を持っている」と述べた。さらに、HPVワクチンの接種状況について触れ、保健センター長は「今年度から個別通知を実施し、周知に努めている」と報告した。これに対して議員は、より分かりやすい資料の提供や周知の重要性を訴えた。

一方、医療センターの運営に関する質問では、地域医療支援病院としての役割や、選定療養費の周知が重要であるとされ、福田 議員は「市民への広報不足が問題」と指摘した。対策室部長は、今後も患者に寄り添った対応を継続し、信頼される医療機関を目指す意向を示した。また、ワクチン接種の現状や今後の計画についても言及され、高齢者への接種が順調に進んでいることが伝えられた。ワクチンの管理や接種体制に関しても、十分に対策が講じられており、「無駄にせず、確実に市民へ接種を進める」との方針が強調された。

最後に、丹鶴ホールの利用促進策について議論があり、文化振興課長は「多様なイベントを企画している」と強調した。市長は「これからの文化活動に期待している」と述べ、地域文化の育成と活性化が今後の重要な課題であると再確認した。地域の文化や芸術の振興を通じて、新宮市がさらなる発展を遂げていくことへの意欲が示された。

議会開催日
議会名令和3年6月新宮市議会定例会
議事録
タイトルの評価headlineの内容は会議録データの重要なテーマを反映し、適切な要約がなされているため。
説明文の評価descriptionは記事の内容を的確に要約しており、重要なテーマを含んでいるため。
本文の評価main_contentsは会議録データの内容を正確に反映し、重要なテーマや発言を適切に取り上げているため。

和歌山県新宮市の最新記事