令和5年3月23日、新宮市の定例会が開催され、13名の議員が出席した。主要な議題は、新宮市の非常勤職員の報酬改正に関する条例や一般職の職員の給与に関する条例の一部改正などであった。
特に、新宮市の特別職員に関する条例改正について、大西強議員は議事進行を求め、当局に対して質疑を行った。議員は市民からの質疑応答に対し、当局が誠実に応える義務があると主張し、虚偽答弁の問題も指摘した。
この中で、三輪崎区における土地の無償貸与契約の詳細について質問が挙がり、当局は契約内容を確認する意義を説明した。屋敷満雄議員は過去の契約に基づく詳細な経緯を説明し、争点の整理を試みた。
また、令和5年度の一般会計予算や福祉関連の議案も可決され、税制の改正や新規事業の予算案についても具体的な額が示された。特に国民健康保険に関する発言が多く見受けられ、今後の社会保障への影響が懸念されていることが指摘された。
一方、大西議員は自身に対する賠償金請求問題を巡り、議会における言論の自由と自身の発言の正当性を主張し、市長の求償権行使には疑問があることで反対討論を行った。市長は議会での修正を受け、地域貢献への考え方を示しながら、議会の運営の重要性を再確認した。
このように、定例会では多様な意見が交わされ、新宮市の将来的な方針についての重要な議論が行われた。議題に関する一連の質疑応答を経て、全ての議案は原案通り可決され、次のステップへと進むこととなった。