令和5年12月5日、定例会が開会され、田岡 実千年市長が挨拶に立った。挨拶では、特に、天空ハーフマラソン大会が無事に終了したことへの感謝の意が示された。この大会は、市の活性化と復興を目的としたものであり、市政の支えとなるイベントとして位置づけられている。市長は、寄附金の見込額を当初2億5,000万円から3億円に上方修正した旨を伝え、これを地域活性化に役立てる意向を表明した。年末に向け、詳細な審議に突入していく。
審議の中では、今後の議案として提出されたさまざまな条例改正案が注目を集めた。特に、、「新宮市一般職の職員の給与に関する条例等改正案」が多くの意見を呼び起こし、これまでの給与改定が成果として評価されている。議員たちは共同で新宮の行政運営についてより良い形で進めていこうとする姿勢が見られた。この条例改正により、若手職員の雇用促進や定年延長に伴う新たな雇用形態への対応が求められる。
また、議案の審議において、福田 議員が新たな医療機器購入について言及し、医療センターでの医療の質向上に向けた取り組みについても確認が行われた。特に、膵臓関連の信頼性の高い検査が実現し、地域住民の健康管理を徹底する方向性が示された。これにより、患者たちは身近な医療サービスを享受できることになる。
最後に、さくらコーポレーションが指定管理者としての地位を得たことが報告された。この法人は前の法人と異なり、新たな試みとして地域との連携を増やすことを約束しており、新宮市全体にとっても前向きな変化が期待されている。こうした選定の理由として、従来のノウハウを継承しつつ、革新的な提案を行った結果、選ばれた経緯が強調された。議会は今回の決定に対して慎重な審議を続け、今後の運営に注目を求めている。