令和2年3月3日、新宮市議会の定例会が開催され、市の主要議案が審議された。
開会にあたって、田岡市長は新型コロナウイルス感染症対策に関する現状を説明し、全市民への理解を求めた。特に、学校の臨時休校については、24日までの期間に挙げており、保護者の不安を軽減するためにも具体的な支援内容を後日説明する意向を示した。
議長の前田賢一氏は、議長報告として熊野川の環境を問題提起し、治水対策や道の駅建設に関する具体的な要望を述べ、全体的な市のインフラ整備において今後の方針について議論する重要性を強調した。
その後、田中幸人健康福祉部長は新型コロナウイルスに対する市の対策について詳しく述べた。特に、学校及び公共施設の休館に関する措置が取られており、その間の市民生活をどう支えていくかが焦点となった。また、感染者が出ていない新宮市においても、緊張感を持った対応が必要であると強調。
続いて、議案に関する詳細な協議が行われた。特に気になるのは、令和2年度新宮市一般会計予算に関する議案や、新宮市職員の服務の宣誓に関する条例改正案であった。財政への影響や、今後の市の運営にどのように寄与するかが議論された。
一方、福田讓市議は、南紀園の運営に関しての質疑を通じて、過去の議論から現状までの不均衡を指摘し、適切な運営体制構築の必要性を訴えた。特に、新宮市が過度に負担を強いられることのないように求めた。
この日、議論された多くの議案において、市の持続的な成長と市民サービスの向上を目指す基本方針が示された。確実に進展していくことを願う.