令和2年6月17日に開催された新宮市議会では、医療センターの新型コロナウイルス感染症への対応や避難所の感染症対策ついて議論された。
まず、医療センターにおいては、感染症の疑いがある場合には福田議員(15番)が質問したように、保健所やかかりつけ医に相談することが推奨されています。検査体制として、専用の診察室やドライブスルー方式でのPCR検査が検討され、結果はおおよそ翌日に判明する見込みです。
福田議員は、職員や医療従事者の健康を守るため、十分な防護具の確保が重要であると指摘しました。当センターでは、6月15日現在で6,143枚のN95マスクが備蓄されていて、病院としての機能を維持する努力を行っています。力強いリーダーシップのもと、導入される薬剤や治療法の充実が求められるところです。
次に、避難所について論じられました。医療センター庶務課長の岡本真治氏は、避難所運営において感染拡大防止が最優先であると述べ、手指の消毒作業やマスク着用を徹底する姿勢を強調しました。また、避難所におけるチェックや設備の状況も報告される中、パーティションの使用方法も提案されています。
また、宿泊避難支援事業という新たな施策が紹介され、災害時の避難を支援するために、避難所以外での宿泊を推奨しています。この取り組みは、高齢者や小さなお子さんを持つ家庭にとって安心感を提供するものとして歓迎されました。市長は、この事業が継続され、市民に広く知られるように努力する意向を表明しました。
さらに、昭和期から進められている地域防災体制も見直される時期が来ているかもしれません。やはり、災害が起こると病院や公的機関への依存が高まりますが、地域自らでも支え合う形が重要視される時代がきつつあると意見が挙がっています。
このように、議会を通じて多くの意見が交わされ、また様々な形で新しい生活様式や感染症対策が求められる中で、しっかりとした具体策が必要とされていることが伺えます。継続的な情報の提供や市民との対話を通して、より効果的な対策が講じられることが望まれます。