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新宮市議会、観光と医療問題を議論

新宮市議会では、熊野古道の世界遺産登録20周年事業や医療従事者の確保について讨论され、地域の振興策の重要性が強調された。
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新宮市議会の令和5年12月定例会が開かれ、重要な議題が浮上した。特に、熊野古道の世界遺産登録20周年に向けた取り組みが焦点となった。

湊川大介議員は、観光客へのおもてなしが十分にできているか不安を抱えていると発言。彼は、特に高野坂の観光地域について問題を提起した。視察の際に、景観が損なわれていることに気づき、古道の視界を遮る雑木や案内板の状態の劣化が観光の妨げになると主張した。また、バイオトイレの設置が必要だとも訴え、市の観光地としての整備状況を強調した。商工観光課長の津越紀宏氏は、イベントの準備が進行中で、観光客に楽しんでもらえる施策を見込んでいると述べた。

さらに、帯状疱疹予防ワクチン接種についても質問が交わされた。湊川議員は、和歌山県内の接種費用補助の実施状況に触れ、十分な支援がなされていないと指摘した。健康福祉部次長の辻本美恵氏は、県内で数自治体が補助を実施していることを説明しつつも、全国的な助成制度について国が議論していることを明言した。議員は、国の動きに期待しつつも市独自の支援が必要だと同意を求めた。

議場では、交通安全のテーマも取り上げられた。湊川議員は、道路反射鏡の設置について詳しく質問。特に市内交通の見通しを良くし、安全を確保するための信号変更について要望を強く示していた。都市建設課長の工藤英二氏は、調査を進めていることを伝えた。

また、医療に関しても厳しい現状が報告された。厚労省による医師の働き方改革の影響で、地方の医療従事者の離職が増加しているという問題に議長と市長は理解を示した。市長の田岡実千年氏は、医療センターとの連携を深めることが新宮市民の安心につながると強調した。

さらに、高齢者支援の取り組みが話題に上る中、看護師や医師の確保が急務であると訴えた。竹内弥生議員は、新宮市の医療問題を解決すべく、特別委員会を立ち上ざせていくと心に決めている

結局、様々な意見が交わされ、新宮市は観光、医療、地域の振興に向けた取り組みに力を入れていく必要があるとの流れが確認された。

議会開催日
議会名令和5年12月新宮市議会定例会
議事録
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