令和4年5月19日、海南市議会は臨時会を開催し、数件の議案について審議を行った。
最初に、日程第1の諸般の報告が行われ、事務局長の尾崎正幸氏から議案第34号が報告された。これは海南市監査委員選任の同意に関するもので、追加提出されたことが報告された。
続いて、日程第2では、海南市国民健康保険税条例の一部改正が報告された。報告を行った教育厚生委員会の委員長、宮本憲治氏は、医療分の課税限度額の変更や所得別の被保険者数の報告を行った。経済情勢やコロナ対策に関連し、補助金や臨時給付金についても言及された。
また、日程第3の議案第32号では、仮称「道の駅」整備工事の請負契約が討議された。総務委員会の委員長、米原耕司氏は、工事の進捗に関する質疑を受け、資材の確保や工期についての計画を明らかにした。追加の質疑に対し、各関係者が安全対策に配慮しながら施工を進める考えを示した。
討論の中で、議員の溝口恵敬氏は、近隣住民への影響を考慮した上で、道の駅の建設を支持すると表明。田村秀明氏も、道の駅と国道沿いのトンネル工事の関連性を強調し支持を表明した。その他の有意な討論も交わされた。
最終的に、報告第3号および議案第32号はそれぞれ原案が可決された。続いて、追加日程で議題に上がった議案第34号について、監査委員の選任同意が議論され、市長の神出政巳氏が候補者の経歴を説明した。最終的に、多くの議員が賛成の立場から意見を表明し、議案は同意された。
これらの議案の審議を通じて、議会は行政運営を監視し、住民サービス向上を目指していることが伺えた。市長、議員一同は今後も市民の声を大切にし、街づくりに注力していく意向を示した。