令和4年2月24日、東京都北区議会の定例会が開かれ、様々な施策に関する意見が交わされた。
まず、新型コロナウイルス関連施策について、吉田けいすけ議員が教育現場における感染拡大対策を強調した。教育現場では、オミクロン株の影響により学級閉鎖や休校が相次いでいる状況で、吉田議員は、区立小・中学校の感染対策や教職員の負担についても言及し、教育機会の確保に関しても質問を行った。これに対し、教育振興部長の小野村弘幸氏は、感染対策として健康管理の徹底や、一人一台端末の活用を進めていると述べ、必要な支援を行う意向を示した。
続いて、吉田議員は修学旅行や学校行事の実施状況についても問うた。小学校第六年生の修学旅行に関しては、日光高原学園が計画的に実施される予定であり、感染拡大に配慮した上で行われるとのことだ。同議員は、今後の感染状況によって執行される教育行事の中止についても注意を促した。
次に、シティプロモーション施策に関する議論が行われ、若年層の定住促進が重要課題として話し合われた。特に、大島実議員は、転出人口の減少、転入人口の増加に向けた具体的な施策を求め、北区の魅力をどうアピールすべきかについて言及した。花川與惣太区長は、住民が自ら選びたくなるまちづくりを目指し、SDGsの展開や新たなプロジェクトに取り組む考えを示した。
さらに、教育長の清正浩靖氏は、キャリア教育や創業教育の推進に関して、学校教員の意識改革が今後の重要な要素になるとし、地域との連携強化も進めていく方針を述べた。これらの施策が実行されれば、子どもたちに新たな可能性をもたらすと期待している。