令和6年3月、石井町議会の定例会が行われ、様々な議題が議論された。
特に、子供の養育支援に関しては、子供がより良い環境で育成されることが重視されている。高齢者の支援に関する取り組みについても議論が交わされ、外出支援の充実が求められている。平野忠義議員が質問する中で、高齢者外出支援の助成が新年度から一万円に増額され、期待される声が広がった。田中憲博参事は、タクシーやバス利用の上限額がそれぞれ引き上げられると述べ、具体的な利用方法や券の詳細について説明した。
また、医療的ケア児への対応も話題に上がり、奈良貴美子学校教育課長が、医療的ケアが必要なお子様が安心して教育を受けられる環境の整備を心掛けると強調した。地域全体での支援が叫ばれる中、保護者の不安を軽減する施策が求められている。
中央公民館のリニューアルオープンに向けたイベントについては、議員からの提案があり、地域の活性化を意識した行動が提示された。川端裕之社会教育課長は、今後も町民と交流できるイベントの開催を検討していると答えたが、国の公開番組の誘致に際して多くの条件があることが明かされた。
町営住宅に関する問題では、特に高齢者の住み替えについての要望が多く寄せられた。麻植智子福祉生活課長は、降りるのが難しい階段を抱える高齢入居者のため、今後の方策を検討し、柔軟な対応を進めていく意向を示した。また、現在の町営住宅の入居条件と募集状況についても説明があり、今後の住み替えの可能性などが話し合われた。
さらに、合併処理浄化槽の普及活動に関し、導入促進策が説明された。浄化槽は、地域の環境保全の観点から重要な役割を担っており、今後も関心を高める必要性が強調された。最後に、清掃センターの焼却炉からの排出物の監視体制についても言及され、環境保全課からは、年間を通じて監視が行われており、法定の基準を下回っている報告がなされた。