令和六年三月の石井町定例会が開催され、議事の進行が行われた。主要な議題として、議案第24号及び第25号が審議された。
議案第24号は、石井町固定資産評価審査委員会委員選任の同意についてであり、町長の小林智仁氏は、前任者の辞任を受けて新たな委員候補を提案した。この提案について、「適任であると考える」と強調した発言があった。議会はこれに対し、速やかに同意を与えた。
次に、議案第25号は、石井町教育委員会委員長任命の同意についてであった。喜多利生氏が再任され、自身から「新任期への意気込み」を語る場面も見られた。教育の質を向上させるための努力を続ける旨を示し、参加者の期待を集める発言となった。
さらに、一般質問では、山根由美子議員が防災対策について言及。震災を踏まえた耐震化の進捗状況を尋ね、井内危機管理課長は耐震化率が75.1%であることを明らかにした。これにより、さらなる改善が求められるとした。
また、議員提出の意見書として「日本政府に保育所等保育施設の職員配置基準改善を求める」意見書が提案され、これは全会一致で賛同を受け、政府への強い要望が示された。この意見書は、近年の実態を鑑みて「早急な改善」を訴える内容であった。特に、保育士の人員不足による労働環境の厳しさが声高に懸念されている。
議会は、他にも地域の普遍的な課題として、介護保険制度や防火対策など、多岐にわたる議論がなされた。町長の小林氏は、「災害時における地域の連携強化」を訴え、今後は地域の絆が重要であると述べた。議会の結びには、退職を控えた職員への感謝の言葉があり、地域に寄与した長年の業務への労いが行われた。