令和5年4月28日、石井町役場において、第2回石井町議会臨時会が開催された。
本臨時会は一般選挙後の初めての議会であり、出席議員14名が確認され、定足数に達したことが宣告された。また、院内の冷静な進行のために、久米毅氏が臨時議長を務めることが決定した。
小林智仁町長は、議員各位の出席に感謝し、選挙での当選を受けての所感を述べた。特に、コロナ対策や地方創生に対する取り組みの継続を強調した。町長は、今回の選挙では58.3%の投票率が過去最低であることについて触れ、批判を受け止めつつ、住民との対話を深め、町政への関心を高める努力をしていくとした。
議事は、まず仮議席の指定から開始され、その後、議長および副議長の選挙が行われた。議長には仁木孝氏が、また副議長には谷雅史氏がそれぞれ当選した。両氏はいずれも挨拶において、町民福祉の向上に向け、責任の重さを強く感じていると述べた。
次に各常任委員会委員が選任され、井上裕久氏や後藤忠雄氏などが委員長に就任した。さらには、河川・危機管理特別委員会および環境衛生対策特別委員会の設置が決定され、その構成員が報告された。これらの委員会は、町の基盤を支える重要な役割を果たすことが期待されている。特に、河川関連の議題は過去に問題視されており、町民の安全に直結しているため重要視される。
また、名西消防組合議会議員および徳島県後期高齢者医療広域連合議員の選出も行われ、小林町長が広域連合議員に選任された。この選任によって、町長は全県的な課題解決にも寄与していく姿勢を強調した。
監査委員選任に関しても後藤忠雄氏が選任され、その職務に対する意気込みが語られた。また、町長からの専決処分事項や今後の社会保障制度への対応についてもも触れられ、議会では円滑な議論が求められている。
最後に、小林町長は今後の課題解決に向け、町議会との緊密な連携を要請し、本会議が閉会を迎えた。議会の議論を重ねることにより、石井町の更なる発展が見込まれている。