令和3年第1回石井町議会定例会が3月5日に石井町役場で開会された。
出席議員は14名であり、この定例会の議案についての説明が行われた。議事は会議録の署名議員の指名から始まり、谷脇孝子議員と後藤忠雄議員が指名された。
会期について確認した結果、定例会の会期は3月5日から3月19日の15日間と決定された。
日程には、町長の小林智仁氏の町政に関する概要説明も含まれており、新型コロナウイルスに関する現状報告や対策が強調された。特に、町内の感染状況や保護者への情報発信について説明された。さらに、ワクチン接種体制の準備状況や接種券の発行についても触れられた。
小林町長は、令和3年度の一般会計予算が93億8,400万円と定められていることを報告した。その中には国庫からのワクチン接種対策費に対する交付金の計上が含まれている。この追加策によって新型コロナウイルスの感染拡大防止が目指されている。
議案の内容は非常に多岐にわたる。議案第3号は石井町の課と室設置条例の改正である。この条例は施策の効率化を目指している。また、議案第4号と第5号はそれぞれ、職員の特殊勤務手当及び集会所設置に関する条例の改正を含む。
新型コロナウイルスの影響が各議案に色濃く反映されており、特に介護保険に関する改善施策も議題に上がった。介護保険料は月額7,000円、年額84,000円に引き上げられる見込みであるとし、その理由として高齢者人口の増加やサービス利用見込額の影響が挙げられた。
また、令和3年度石井町国民健康保険特別会計の予算も発表され、予算総額は29億232万円とされている。この内容も新型コロナウイルス関連の経費増加を勘案したものである。