令和4年6月14日に行われた石井町議会定例会において、さまざまな重要な議題が議論された。
一般質問では、まず谷脇孝子議員が新型コロナワクチンの3回目接種状況に関する質問を行った。
健康増進課長の河崎洋子氏は、6月12日時点での接種率を全体で60.3%とし、65歳以上では89.6%と最も高い状況を報告した。また、4回目接種の対象者についても説明し、希望者が今後も接種できる形で進められることを強調した。
次に、学校教育課長の奈良貴美子氏が、学校における新型コロナウイルスによる休校措置の変更についての質問に応じた。オミクロン株の流行に伴い、特定の感染者が出た場合の濃厚接触者の特定や行動制限が見直されることが説明された。
続いて、町長の小林智仁氏は21年度特別交付税について言及。
石井町の減額理由について細かく分析し、特に石井町だけがマイナスに転じていることに疑義を呈した。
また、議題の一つとしてあげられる高齢者外出支援事業についても岡田匡範長寿社会課長が進捗状況を報告。
申請者数が523名に達しこれは高齢者支援への取り組みが進展していることを示している。さらに、新しいICカード利用による見守りサービスの実証実験についても話があった。
議会では、いじめ防止対策や心のケアに関する取り組みについても長期的な視野での教育方法が議論され、子供たちの心の健康が重視された。教育長の喜多利生氏は具体的な施策の進捗を報告し、地域における支援体制の強化を誓った。
最後に、予算審議も行われ、特に学校給食に関する予算案が重要な議題とされ、物価高騰やその影響を受けた背景も説明された。
このように、6月定例会では町のさまざまな施策が協議され、今後の方針が決定される重要な場となった。議員らは町民の声を聞き、適切な施策が実施されるよう引き続き努力していく姿勢を示した。