令和5年3月13日に開催された石井町議会定例会では、重要な議案が審議され、様々な意見が交わされた。特に、人権擁護委員候補者の推薦や、一般質問が大きな注目を集めた。
この定例会では、町長の小林智仁氏が提案した議案第34号の人権擁護委員候補者の推薦についての説明が行われた。小林町長は、有志の人権擁護委員として、須見久代氏を再推薦する考えを述べ、同氏が適任であると強調した。
また、一般質問ではが議員の山根由美子氏が、町長の政治姿勢について問う場面が見られた。山根氏は、2期目を終えつつある小林町長に対し、これまでの政策の成果や今後の意気込みについて尋ねた。
小林町長は、自身の任期を振り返り、新型コロナウイルス感染症に対する対応が非常に大きな課題だったと述べた。特に、飲食店の経営者などとのコミュニケーションを重視し、支援策を考えていたことを述べた。また、石井町がこの4年で住み続けたい街として評価されたことに対しても感謝の意を表した。加えて、今後の火葬場建設や公共インフラの維持、さらに老齢化社会への対応についても言及した。
議案審議では、昨今の経済状況を踏まえた対策や公共施設のデジタル化推進についても議論が行われた。町長は、地域経済の活性化や、特に高齢者支援に向けた施策についても触れ、地域の声を反映しつつ次期に進めていく考えを示した。议長の井上裕久氏は、すべての議案が採決された後、町長の方針を伝え、議員から寄せられたさまざまな意見に感謝の意を表した。