令和元年11月5日、石井町役場で令和元年第3回臨時町議会が開会した。
本臨時会では、7件の議案が提案され、本日1日限りの会期とされた。議案の中でも特に学校給食センターの新築工事に関する契約が重要な議題として取り上げられた。
町長の小林智仁氏は、学校給食センターの新築について詳細を述べた。新しいセンターは、老朽化の進んだ既存の施設の代わりに、未来の給食提供を支える役割が求められていると訴えた。「石井町にとっては非常に大きな事業であり、給食センターができることで、私たちの子どもたちにより良い給食を提供できる」と強調した。
また、学校給食センター新築工事においては、建築工事、電気設備工事、機械設備工事、厨房機器購入の4件が提案され、入札によってコスト削減が図られた。この新施設の建設に伴う契約金額は合計で約15億円にのぼり、このうち国からの補助金が期待されている。
しかし、入札の執行にあたっては、先月逮捕された設計業者の行為が影響を及ぼさなかったかという懸念が議会内で指摘された。議員の平野忠義氏は、同業者の逮捕状況を踏まえ、今後の工事の透明性を求めた。教育次長の中村淳氏は、設計業務は適法に行われ、適切な確認を経て契約が進められたことを説明した。
本議会では、わずか1日で全議案が無事に可決された。選定業者は計画通りの入札結果を残し、新築工事に対する期待と不安が交錯する中、今後の進捗に対する注目が集まっている。