令和2年6月17日に開催された石井町議会定例会では、さまざまな重要事項について議論がなされた。議事の中心には、新型コロナウイルス感染症に関連する対策、学校給食センターの設置、さらには農業問題や高齢者支援策などが取り上げられた。
特に新型コロナウイルスについては、教育現場での感染対策や、部活動再開にあたっての注意点が強調された。教育長の武知光子氏は、部活動開始にあたって「最大限の感染対策を講じる」と述べ、具体的な取り組みとして、練習時間の制限や、密集を避けるための工夫を明言した。さらに、夏の時期には熱中症対策も欠かせず、児童・生徒の健康管理が重要であることが強調された。
また、学校給食センターの設置についても議論が交わされた。黒川浩氏が進捗状況を報告し、新センターについて「地域の子どもたちに適切な給食を提供する重要性」を語った。新型コロナウイルスの影響で、調理員の確保や熱中症対策にも工夫が求められている。さらに、給食センターの新たな取り組みとして、健康的な素材を取り入れた給食の提供案が提唱された。
農業問題についても、議員の大西隆夫氏が発言し、特に地域農業の現状や支援策について言及した。高齢化が進む中での農業問題は、原田共葬墓地の使用についての議論へと繋がり、町長の小林智仁氏は「耕作放棄地の問題は深刻であり、新たな農地確保が必要」と強調した。
高齢者外出支援事業については、麻植智子課長が詳しく説明し、高齢者の移動の便を図るための支援体制が整っていることを明言した。この取り組みは、町全体での健康促進にも繋がるものと期待されている。
そして、墓地の利用については、今後の需要に対する適切な対応が必要であると同時に、無縁仏問題についても委託業者との連携が求められた。