令和元年12月19日に開催された石井町議会定例会で、重要な議案が審議された。議案第51号は、教育委員会委員の任命に関するものである。小林智仁町長は、現教育委員の河崎誠治氏を再任する提案を行い、その理由として同氏の人格の高潔さや豊富な教育・学術への理解を挙げた。議会においては、この提案に異議がなく、即座に承認された。このような任命は、町の教育水準を維持または向上させる上で、重要な意味を持つと考えられた。
次に一般質問が行われ、井上裕久議員は「挨拶運動の励行」について質問した。この質問に対し、副町長の阿部龍裕氏は、町として挨拶の重要性を強調しました。挨拶は、コミュニケーションの基本であり、町役場での活動を通じて広めていく考えを示した。また、職員だけでなく学生や住民との挨拶も促す取り組みがなされていると報告された。
さらに、井上議員は「プレミアム付商品券」および「マイナンバーカード」の状況について質問した。住民課長の井内利充氏は、マイナンバーカードの交付状況を説明し、交付枚数は2345枚、申請数は2845枚であると述べ、交付率は約9%にとどまっているとした。さらに、商品券の利用状況についても触れ、商品券の発行は低調で、その理由には、商品券の購入に対する抵抗感や周知不足があると考えられると答えた。
最後に、防災関連での質問が行われ、議員から地域の避難費用補償の保険制度への加入や備蓄食品の導入に関する提案があった。危機管理課長の三河和彦氏は、保険制度に参加する意義について説明し、石井町としても今後の災害に備えて様々な取り組みを行っていく方針を示した。このような質疑応答を通じて、さまざまな視点から町の現状や課題が浮き彫りになった。議会は、町民の安心安全な生活の保障に向けて、しっかりとした対応を求められていることを再確認する場となった。