令和2年5月8日、石井町役場議場において、令和2年5月第1回石井町議会臨時会が開会した。
本臨時会には14名の議員が出席し、定足数が確認された後に開会宣告が行われた。議題としては、会議録署名議員の指名から始まり、会期の決定が行われた。会期については本日1日限りであることが合意された。
議事は次に、議案第26号と第27号の専決処分事項の報告へと進み、議案第28号については令和2年度一般会計補正予算が提案された。町長の小林智仁氏が新型コロナウイルス感染症対策に関する経緯を説明し、特に学校の臨時休校の延長について国の動向を伝えた。
小林町長は、指定された学校休校の期間とその背景にある感染リスクについて詳述した。特に、ゴールデンウイーク中の人の移動が感染を拡大させるリスクがあると説明し、石井町では5月20日までの休校延長を決定したとした。また、福祉関連施策として、町内の次亜塩素酸水の無償配布や、布マスクの制作ボランティアに関する報告も盛り込まれた。
次に、特別定額給付金の支給に関する議案が紹介された。佐藤議員からの質問への回答として、石井町では約3300人の子供が対象であると米田子育て支援課長が述べた。特別定額給付金は一人当たり10万円が予定されており、その支給手続きについての詳細も説明された。加えて、オンライン申請や郵送申請による申請方法も発表された。
会期の決定に続いて審議が続き、特別定額給付金の他に、子育て世帯への臨時特別給付金に関する予算も確認され、町独自の支援策の必要性について議員たちから要望が出た。特に、子育て支援の観点から、他の自治体の独自施策にも触れ、生活支援の充実が求められた。小林町長は、財源の確認とニーズを考慮した上で独自の支援策を検討する意向を示した。
全体として、この臨時会は新型コロナウイルス感染症への対応を中心とした内容となり、スピード感を持って進める中での支援体制の強化が確認される形となった。特別定額給付金及び子育て世帯への臨時特別給付金の実施に向けた準備が整う中で、議案は全て原案通り可決され、会議は閉会した。