令和2年12月18日に開催された石井町議会では、重要な議題が取り上げられた。
まず、議案第88号が審議され、石井町固定資産評価審査委員会の委員選任についての同意が求められた。この議案については町長の小林智仁氏が提案理由を説明。委員の再任を提案し、同氏は人格、識見ともに高いとして適任と強調した。
次に、議員提出議案第3号、いわゆる議会委員会条例の改正案が審議された。これは、議員任期の変更に伴う後任委員の選任時期を見直すもので、永岡栄治議員が提案理由を述べた。この変更により、次回の3月定例会で委員を選任することが可能となる。議会の運営においても柔軟性が求められていた。
続いて、議員提出議案第4号についても言及された。この意見書は、コロナ禍における医療体制の重要性について強く訴えるもので、平野忠義議員が提案し、全国の医療従事者への支援や医療体制の整備を求める内容となっている。議会全体で国民の健康を守るための意見が一致した。
この他に一般質問では、教育関連や農業問題、新電力会社への切替え、新型コロナウイルスの影響に関することが活発に議論された。特に、電力の自由化により新電力への切替えが議論され、電気料金の削減が期待されるとの意見も挙がった。
また、農業委員会に関連する質問では、耕作放棄地の発生防止についての取り組みが報告され、農地利用最適化推進委員の重要性が強調された。地域に根ざした農業の維持が求められる中で、行政と農業関係者の連携が一層重要であることが確認された。
議会は、様々な視点から地域の問題に取り組む姿勢を示し、設定された議題について原案の通り承認され、閉会に向けて各議員は来年度のさらなる活躍を誓った。地域住民にとっての安心・安全を確保するため、議会は新たな挑戦を続けていく所存である。