令和6年6月12日、石井町議会が定例会を開き、様々な議題が議論された。
初めに、議員から石井町の農業政策に関する質問があり、坂田桂議員は農地の利用権設定が改正された趣旨について質問した。
この改正は、農業者の減少が進む中で、効率化と集約化を図るためのものであると太田勝久産業経済課長が答えた。
また、地域計画の策定進捗状況について太田課長は、農業委員会によるアンケート調査や地域の話し合いのスケジュールを説明した。
次に、いしいコインの普及状況についての議論が続いた。坂田議員は、石井町でのいしいコインの登録キャンペーンの現状について質問した。
藤本洋一郎まちづくり推進室長によると、現在の利用者数は2401名で、令和6年度末には5000名の登録を目指すとのこと。
また、いしいコインの地域経済活性化への意義についても触れられた。
山根由美子議員からの一般質問では、災害時の避難所生活向上に関する具体的な取り組みが求められ た。特に、女性、子供、高齢者に配慮した避難所設置や、避難行動要支援者名簿についての重要性が強調された。
佐野千里長寿社会課長は、災害弱者に対する事前の支援計画に努める姿勢を示した。
また、加齢性難聴に対する補聴器購入助成の必要性も提起され、生活の質向上の観点から町長への要望がなされた。町長は、今後の検討に努める意向を示した。
さらに、災害時の水の確保や避難所での食事条件改善についても意見が交わされ、具体的な活動が求められた。