令和5年3月9日に開催された石井町議会定例会では、重要な議案がいくつか取り上げられた。特に、飯尾川公園いしいドームの大規模改修工事請負契約が注目され、町長の小林智仁氏は、契約金額について説明した。
この改修工事に関連して、町長は具体的な契約金額として、設計金額5億3,550万円に対し、株式会社八千代組が4億5,476万円で落札したと伝えた。この契約により、消費税を含めた請負金額は5億23万6,000円となり、議会の承認を得る必要があると強調した。
また、議題の一環として、仁木孝議員による新火葬場の広域整備に関する質問も盛り上がりを見せた。阿部龍裕副町長がその経緯を説明し、過去数年間の努力が実を結び、三町による新火葬場の建設候補地が決まったことを発表した。具体的には、石井町高原の平島地区の民有地が候補地として選定され、周辺住民との対話が進められていることも伝えた。
議論は続き、道路整備についても議題に上がり、仁木議員は町道高原33号線の改良事業について質問した。井内利充建設課長は、工事の進捗状況を報告し、しっかりとした進捗管理が行われていることを説明した。さらに、町の道路整備についてもっと拡張の必要性や安全面についても意見が出された。
次に、民生委員や児童委員について議論となり、麻植智子福祉生活課長が、石井町における民生委員の活動とその重要性を強調した。現在57名の民生委員・児童委員が町の福祉向上に寄与していることが再確認された。
最後に、高齢者の移動手段や地域交通の整備に関する意見も活発に交わされ、石井町の観光振興についても今後の戦略が求められた。特に、町内での観光客数の減少を受けて、今後の取り組みが重要な課題として挙げられた。