令和４年３月に行われた石井町議会定例会では、教育やコロナ禍の影響に関連する様々な議題が取り上げられる中、特にオンライン授業や子どもたちの体力向上に関する課題が強調された。
初めに、学校の水道自動水洗化の進捗状況についての質問があり、各学校の手洗い場の自動水洗化率やトイレの非接触型設備について報告された。その結果、町内の多くのトイレが自動水洗化されていることが確認されたものの、全ての設備が整っているわけではなく、今後の検討課題として継続的な取り組みが求められている。
次に、児童・生徒への不織布マスク配付についての要望があった。学校教育課は、すでにマスクを忘れた場合のバックアップを準備しているが、生活保護者 世帯や就学援助を受けている家庭への無償配付を検討する意向を示した。これは、コロナウイルス対策において特に重要な措置となると考えられる。
また、ヤングケアラーの実態調査では、町の教育委員会が教員を通じて子供たちを支援する方針を確認しており、引き続き地域との連携や情報共有が進められる。教育長は、ヤングケアラーが抱える問題への理解を深め、適切な支援に向けた取り組みを強調した。
さらに、石井町の教育委員会は、子どもたちの体力向上を目指した授業の充実に向けて、タブレットを活用したオンライン教育の導入についても言及した。これは子供たちに新しい学びの機会を提供する重要な一歩として捉えられている。
一方で、運動不足を解消するための具体的なプログラムの充実が求められている中、町内の学校やスポーツ団体との共同による運動機会の増加が期待されている。