令和3年9月14日、石井町議会にて行われた定例会では、様々な課題が議論された。
特に注目されたのは地域の創造活動についてだった。仁木孝議員は、コロナ下でも地域活性化を図る活動として、かかし作りの取り組みを紹介し、住民の活動が地域の絆を強めていると述べた。これに対し、石井町長の小林智仁氏は、ボランティア活動の重要性を強調し、地域間のつながりの大切さを語った。町はさまざまなボランティア団体の活動を支援し、地域振興に寄与しているとし、参加者の活動に感謝の意を表した。また、先日発表された四国の住みごこちランキングで石井町が1位に選ばれたことも発表された。
次に、災害時の行動計画についても議論があった。仁木議員は、災害から自分自身を守るための「マイ・タイムライン」の活用が重要であると訴えた。三河危機管理課長は、この取り組みについて自助や共助の重要性を説き、住民が自ら情報をもとに避難行動をとることの大切さを指摘した。今後も防災活動が自治体の中心になるよう、さらなる啓発活動が求められる。
また、学校におけるコロナ対策についても議論された。奈良学校教育課長は、集団感染を防ぐための基本的な感染予防策の徹底を訴え、新たな変異株に対する警戒を呼びかけた。家庭との連携も重要視され、感染した場合の早期対応が強調された。
さらに、子どもたちの肥満問題についても言及され、学校での生活習慣改善プロジェクトの実施が話し合われた。佐藤課長は、子どもたちが健康的な生活習慣を身に付けるための取り組みを続けていくことを表明した。
最後に、農業用ため池の管理に関する議論があった。地域のため池が老朽化している中、井内建設課長は国や県と連携し、防災重点農業用ため池の整備を進めていく考えを述べた。これにより、地域の安全を確保しつつ、適切な管理が行われていくことが期待されている。