令和元年9月12日、石井町議会は定例会を開き、いくつかの重要な議題を議論した。特に注目を集めたのは、幼児教育・保育無償化に関する手続き方法や、その影響についてである。
まず、子育て支援課からの報告によると、認可保育所や認定こども園を利用するケースにおいては、新たな手続きを要せず、無償化が適用される。また、認可外保育施設を利用する場合は、利用給付認定申請書を提出する必要があり、その申請書は子育て支援課の窓口またはホームページからダウンロード可能であることが説明された。さらに、町立幼稚園の場合も基本的には同様の手続きが取られるため、保護者は安心して手続きを進められると理解された。
次に、特に防災に関する提案が多く、災害時におけるごみ収集の中止に際し、町は悪天候の際は情報提供を行うことも確認された。この点においては、事前に悪天候の予測が可能であれば、早めに判断を下してもらいたいとの意見も出ており、収集中止の明確な基準を設けることが求められた。
また、地域の消防団に関する保険内容も報告され、特に消防団員への公務災害補償の仕組みが整備されていることが明らかになった。消防団員は、火災現場での活動が危険を伴うものであるため、その待遇や保護者についての関心が高まっている。
そして、次に持ち上がった話題はプログラミング教育に関するもので、来年度より小学校でプログラミング教育が導入されることに関連して、教育長が導入についての具体的な日程を説明した。プログラミング教育の導入は、子どもたちが論理的思考力を育むことを目的とし、全校での指導体制が確立される見込みである。
最後に、交通安全に関しても多くの意見が出され、夜間の通学路の安全性向上に向けた防犯灯の設置についても議論が繰り広げられた。町は、安全な生活環境を整備するために引き続き努力することが必要であるとの認識が一致した。特に、改善策としては新型LED防犯灯の導入が提案されており、農業との両立も含め、地域社会全体での協力が求められている。これらの取り組みを通じて、住民たちが安心して生活できる町づくりが期待されている。