令和5年2月24日、令和5年第1回小山市議会定例会が開催され、重要な議題が複数取り上げられた。
市政一般質問では、若者の参画を促す取り組みや、ひきこもり支援についての質問が目立つ。特に、高校生との意見交換を通じて、地域への関心を高め、若者が自らの意見を市政に反映できる仕組みを構築する必要が指摘された。
市長は、若者の声を大切にする施策として、小山高校生まちづくりプロジェクトの成果を強調。生涯学習センターにおいて、若者向けのイベントや講座を開催し、世代を超えた交流を促進する意向を示した。
また、ひきこもり相談支援室の活動状況についても説明があった。相談実人数が年々増加し、外部機関との連携を強化する方針が示された。同室は、ひきこもり状態の当事者や家族に対する支援ネットワークを構築するため、支援協議会を設立し、今後の講演会開催を決定した。
「みつわ」の新しい活動場所についても進捗が報告された。市は多様な候補地を探した結果、花垣町自治会公民館を新たな場所とする方針を示した。公民館利用に関する費用は、運営委員会の活動に使われるとのこと。市民に新しい活動場所を周知するため、その協力を得ながら広報活動を予定している。
さらに、公共施設の老朽化や使用頻度に伴う支払いの仕組みも見直されている。市は引き続き、福祉計画や地域共生社会の実現に向け、地域に密着した支援策を進める考えを示した。