令和4年第5回小山市議会定例会が、12月23日午前10時01分に開会された。
本日の会議では、様々な議案が審議され、いくつかの重要な議案が可決された。特に、議案第81号「小山市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の一部改正」については、委員から多くの質疑が上がった。例えば、指定管理者の監査頻度について、市民生活部長の古川都氏は「年1回、年度終了後の翌年度当初にモニタリングを行う」と答え、多くの参加者が注目した。
また、議案第85号「小山市議会議員及び小山市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正」についても質疑は行われなかったが、執行部の説明を了承し原案通り可決された。議案第93号、建設工事請負契約の変更に関する議案では、資材の物価高騰に関して質問があり、副市長の雲井富雄氏は、「現在のところ困った話はない」と述べた。
陳情の審査も行われ、二つの陳情が不採択となった。教育経済常任委員会による陳情第4―4号「子ども達のマスク着用の自由化と学校給食時の黙食緩和に関する陳情」は、執行部の説明に基づき、学校での指導が十分行われているとの意見が多く、不採択となった。
一方で、陳情第4―3号「栃木特別支援学校寄宿舎の存続に関する意見書の提出を求める陳情」は、今後の課題として継続審査とすることが決まった。委員からは、今後の県の動きを見守る必要があるとの意見が出た。
また、日程追加で発言取消しの件も扱われ、片山照美議員による発言の取消申出が許可された。議会運営委員長の篠崎佳之氏は、今回の議会においては、全ての重要案件が熱心に審議され、無事に閉会することとなった。
さらに、最後に福田洋一議長は、「議会運営に当たり、議員及び執行部の協力に感謝し、新たな年を迎えるにあたっての健康を祈念する」旨の挨拶をし、午前11時12分に閉会を宣告した。