令和4年6月16日、日光市議会定例会が開催された。出席議員は24名であり、議長は田村耕作氏が務める。議題の主な内容は、複数の議案や特別委員会の設置など、多岐にわたる。
議案第69号と議案第70号では、それぞれ日光市税条例及び国民健康保険税条例の改正が提案された。これに関して、鈴木和仁財務部長は、重要な改正内容について詳細に説明し、質疑応答を経て、全会一致で原案が可決された。
次に、議案第71号「日光市介護保険条例の一部を改正する条例の制定」に関する報告が行われた。青田兆史民生教育常任委員長によると、介護保険料の減免期間が1年延長されることが示された。令和3年度の減免件数は49件で、その金額は230万円相当であることが述べられた。周知方法として市広報紙や納税通知書に案内文書を添付することが計画されている。
議案第83号「令和4年度日光市一般会計補正予算(第2号)」についても同様に報告され、和田公伸予算審査特別委員長がプロジェクト名「CHOCTTO NIKKO」の認知拡大プロモーションを通じて市内のラジオ局でCM放送を行う予定であると説明した。物価高騰対策として、プレミアム商品券を支給する計画もあり、有効な支援策となる見込みである。
加えて、行政調査特別委員会の閉会中継続審査と日光市選挙管理委員会の委員及び補充員の選挙については全会一致で承認された。特に公共施設等あり方検討調査特別委員会の設置については、スムーズな合意形成が図られた。委員には、齊藤正三、筒井巌、青田兆史等が選任された。
最後に、会議は円滑に進行し、全ての議題が完了。田村議長は議会の閉会を宣告した。市議会の活発な討論と円滑な運営が印象的であり、地域の発展に向けた協力の姿勢が見られた。