令和6年5月9日、日光市議会臨時会が開催され、重要な議題が次々に報告された。
議長の田村耕作議員が辞職し、副議長の和田公伸議員が辞職する意向を示した。両者の辞職について、議会から異議はなく、承認された。新たな議長には齋藤文明議員、副議長には筒井巌議員が選出された。議長交代は、令和6年5月の市政における指導を新たな視点で進めることを期待されている。
その後、議案第57号から第60号について質疑、討論が行われた。市長の粉川昭一氏は、地方税法改正に基づく諸条例の改正を説明した。その中で、日光市国民健康保険税条例の賦課限度額引上げなどが含まれ、市民に適切な行政サービスを提供する意義が強調された。
また、議案第60号では、開発行為の許可基準の緩和が提案され、観光産業の振興に向けた取り組みが示された。観光産業常任委員会からの報告を受け、質疑は行われず、即座に採決に入った結果、全会一致で原案が可決された。これは、日光市の未来を見据えた政策決定として評価される。
この日、出席した全議員から支持を得たことで、議会の一体感が見え隠れした。議会運営の新体制への期待が高まっており、これによりさらなる市政の発展が図られることが期待されている。
さらに、議案第61号では、監査委員の選任について審議され、荒川礼子議員が新たに監査委員に選出された。議会からの同意を得られ、これにより市の監査体制が強化される。また、今後の各常任委員会や議会運営委員会の運営もスムーズに行われる見込みだ。
本臨時会では、重要な人事や市政に関わる議案が次々と承認され、今後の日光市の発展に寄与する構えを見せている。議会は新たな体制のもと、地域に根ざした市政を推進していく意向を示した。