令和6年2月定例会では、日光市における各種公共事業及び施策に関する質疑が行われた。
特に注目されたのは、「NIKKO RUN 2024」に関する議論である。髙見尚希議員は、マラソン大会の参加者数の目標設定や市民の周知徹底の必要性を訴えた。市の専任の松本孝教育次長は、準備を進めている状況を説明し、参加促進のための施策を検討していると述べている。加えて、参加する小中学生向けの負担軽減策も求められた。
次に、体育施設の修繕とふるさと日光応援寄附金の活用について、髙見議員は地域の体育施設の修繕状況について言及した。教育次長は、必要な修繕は優先順位をつけて進めながら、応援寄附金は地域振興に役立てていると回答した。また、地域による公共交通の現状改善についても質問があった。
この他、視覚障がい者への支援策も議論の一環として取り上げられた。荒川礼子議員は、視覚障がい者向けの情報取得のための音声コード普及の必要性を訴えた。健康福祉部長は、音声コードの導入については現状を調査しつつ、NOに検討を進めるという意向を示した。
また、奨学金に関しては、返還免除制度の実績を紹介しながら市外に住む若者の定着支援の必要性を訴える声があった。他県の先進事例などと比較し、日光市独自の制度強化を求める要望も出た。