令和3年9月の日光市議会定例会では、一般質問に関連する様々な重要議題が取り上げられた。
特に注目されたのが、防災教育の重要性である。斎藤伸幸議員は、「防災教育は児童生徒にとって極めて重要であり、正しい知識と実践的な訓練が求められる」と強調し、具体的に防災教育の現状に関する質問を行った。齋藤孝雄教育長は「市内小中学校での防災教育は、系統的に計画され、教科指導や道徳の時間を通じて実施される。児童生徒一人一人が防災知識を身につけることが重要だ」と答えた。
また、通学路の現状についても言及があった。福田悦子議員は、「交通安全確保に向けた通学路整備の進捗状況を聞き、教育次長の鈴木伊之氏は、通学路上の危険箇所調査を行い146か所でほぼ即時の対策を講じていると述べた。特に交通事故に遭った小学生の事例を紹介し、保護者や地域との協力の重要性を訴えた。
さらに、ICTの活用に関する質問も目立った。福田悦子議員は「家庭でのタブレット活用とICT支援員の導入状況について問うた。教育長は、運用や研修の面での負担が大きいことを認めつつ、ICT教育推進に向けた取り組みを続ける意向を示した。
また、高齢者のICT活用支援については、近藤好企画総務部長が、スマートフォン教室の実施や地域包括連携体制の強化を通じて、デジタルづくで取り組む必要性を説明した。