令和4年12月、日光市議会定例会の一般質問が行われました。
今回の会議では、地域住民の安全や健康に直結する様々なテーマが取り上げられました。
三好國章議員は、東和町から天理教までの歩道整備について質問を行いました。狭い歩道が高齢者にとって危険であるとの指摘を受け、北山誠司建設部長が工事の着工と完成予定日について説明しました。「来年1月から着手し、2月末には完成予定」と述べ、足元の安全を確保するための取り組みを強調しました。
また、日光運動公園の松枯れについても発言があり、環境への影響や今後の対策が議論されました。和気一夫教育次長は、松の植樹活動を進めていることを報告し、今後の管理体制についても触れました。
さらに、カーボンニュートラルに関する議論も展開されました。川島憲朗議員は、カーボンニュートラル実現のためには、地域特性を生かした取り組みが必要であると指摘しました。市長は、行政と民間の協力が不可欠であるとの立場を表明し、環境意識の高揚の重要性を訴えました。
今回の一般質問では、「いちご一会とちぎ国体」の成功に対する振り返りがなされ、今後のレガシー活用やスポーツツーリズムの推進、さらには市民意識向上へ向けた施策についても意見が交わされました。特に、大島浩議員は、国体の開催による地域経済への寄与や生涯スポーツ振興について言及し、市が取り組むべき施策を提言しました。
最後に、行政が市民を守るために取り組むべき緊急課題として、いじめ・自殺対策が挙げられました。教育長は、現在の取り組みとICT技術の導入の必要性を説明しました。
今議会では、地域の安全、環境問題、スポーツ振興、教育問題に至るまで多角的な視点で市政が議論され、今後の展望が広がる内容となりました。