令和元年第2回伊豆の国市議会定例会が開かれ、重要な議題が採択された。特に、新火葬場の建設工事に関連する複数の議案が提出され、その一部変更が可決された。この一連の議案は、新火葬場の建築工事に際し消費税の引き上げ分を考慮したもので、建設費に関する契約が見直されている。
議案第87号の新火葬場建築工事の請負契約の一部変更については、消費税率改正に伴い、アプローチを誇示した。杉山清市長戦略部長は、「請負契約額に変更が生じたため、受注者との変更請負契約を締結するために議会の支持を仰ぐ必要がある」と述べた。
また、報告第11号として行われた損害賠償の件でも、経済環境部長である岡本勉氏は、過去の公用車事故にかかる損害賠償について詳しく説明した。被害者との和解による簡決処分の報告があり、このような事案で時間を要する調整があったことが指摘された。これらの報告を受け、森下茂議員は高齢者の運転に関するリスクについても質問し、さらなる注意喚起を促す姿勢をみせた。
さらに、平成30年度の各特別会計歳入歳出決算の認定についても審議された。特に、国民健康保険や介護保険に関連する会計の決算が可決され、今後の市民生活にどう影響を与えるのか注目されている。特に田中正男議員からは、保険料に関する重い負担についての質問があり、市民の医療を受ける権利への配慮が必要であるとの意見が挙がった。
また、意見書の提出として最低賃金や中小企業の支援に関しても議論が交わされた。国に対する要望が提案され、特に佐藤健太郎議員から地域間格差を是正する施策が求められる場面が見受けられた。全体を通して労働環境や地域経済に大きな影響を与える議題が数多く、今後の市の施策や方針に注視していく必要があると考えられる。