令和元年5月28日に浜松市の定例会が開催された。
会議では、浜松市税条例の一部改正についての専決処分の承認や、監査委員の選任などが議題に挙がった。
行政監査の報告も行われ、鈴木利享監査委員が財政監査の結果について説明した。
監査によると、平成30年度の財務監査及び行政監査では、全体として「おおむね適正に処理されている」と認識されている。
監査報告では、特に危機管理関連の業務継続計画や、財務部調達課における競争原理の取り組み強化などに対する意見が言及された。
「危機管理意識を一層高めて、実効性を高めるよう努めるべきだ」と鈴木氏は強調した。
浜松市の財務部長、松原剛史氏は、繰越計算書の詳細についても報告した。
繰越額は123億1389万3000円に上り、特に災害復旧費や道路維持修繕事業に関連するものが大きな割合を占めているという。
「これらの事業は年度内完了に至らなかったものだが、必要なリソースを確保して引き続き進めるべきだ」との見解を示した。
また、新たに浜松市監査委員に和久田哲男議員が選任され、固定資産評価員として田中克氏が選任されることも承認された。
さらに浜松市の職員懲戒審査委員会の委員に高林修議員と松下正行議員が加わることも決定した。市長の鈴木康友氏は「新しいメンバーが市政に貢献してくれることを期待する」と述べたことも記憶に新しい。
最後に議長の柳川樹一郎氏が、翌日の議会休会を告げ、次回本会議の日時を通知。
議会は無事に本日の日程を終了し、散会となった。