令和3年9月27日に開催された浜松市定例会では、各議員による多岐にわたる質問が行われた。特に重点を置かれたのは、区再編や新型コロナウイルス感染症対策、浜名湖エリアでのビーチ・マリンスポーツの振興である。
区再編については、議員から市民の意見を広く反映させる必要性が指摘された。浜北区自治会連合会による要望書が提出されたことにも言及されており、真摯に受け止めつつ協議を進めるとの答弁があった。区の業務やサービス提供体制について、市民の声を聞く機会を設けることが重要視されている。
新型コロナウイルス感染症への取り組みでは、自宅療養者の健康観察の強化が求められた。特に、死亡者が出たことから、健康観察の方法を見直す必要があると述べた議員もいた。今後の感染対策として、医療機関との連携強化が図られることが期待されている。
浜名湖エリアのビーチ・マリンスポーツ振興に関しては、サップヨガやトライアスロンなど、様々なスポーツイベントが計画されている。将来的には新たなアクティビティを積極的に導入し、観光資源としての価値を高める意向が示された。
学校開放事業は、地域住民に対する重要な取り組みとされ、今後もこの方向で進めていく方針が示された。運動場の利用状況や夜間照明のLED化についても言及され、今後の計画的な実施が期待されている。
さらに、家庭ごみの有料化についても意見が交わされ、不安の声が多く寄せられたことが指摘された。市民からの意見を受け止めつつ、今後の方針を決める必要があると考えられている。
情報共有やデジタル推進への関心も高く、行政デジタル化に対する進行状況や具体的な施策についても発言があり、今後の具体策に期待が寄せられている。
地域の安全や住民の意見を反映した施策の継続的な推進に力点が置かれ、最後まで質疑が行われた。中でも新型コロナウイルスの影響を受けた市民への配慮や支援が強調される場面も多く、今後ますます重要視されることが期待される。