令和5年12月26日に、浜松市議会議会改革検討会議が開かれ、議員定数についての議論が行われた。会議では、外部有識者の活用手段や選定に関する具体的な方針が討議された。
委員長である加茂俊武氏は、今回の協議経過を説明し、外部有識者の必要性について言及した。議員定数に関して、外部有識者の判断に基づき議員が自主的に決定する方針が確認された。本会議では、外部有識者の活用手段として調査会を設置することが決定した。
自由民主党浜松の井田博康委員は、外部有識者に委任するのみでなく、議会自身の役割も重要だと指摘した。市民の意見を反映させるための方法を模索しているという意見もあった。市民クラブの北野谷富子副委員長も調査会の設置を支持し、その結果を議会が受け止める流れが必要であると述べた。公明党の黒田豊委員は、議員の日常の活動と煩雑さを考慮しつつ、調査会を通じて外部有識者の意見を取り入れることが重要であると主張した。
その後、外部有識者の選定についても議論が続けられた。議会事務局副参事は、選定の条件を示し、地域事情や議員定数見直しに関連する知識が求められることを強調した。委員たちは、女性や地域に関する特性を理解する識者を選定することが重要であるとの意見も交わされた。これに対し、加茂委員長は調査会での議論を通じて、選定が進むことへの期待を示した。
特に議員の報酬や政務活動費の問題についても指摘が集まった。黒田委員は浜松市議会が政令市の中で最低水準にあることを強調し、議員の実態に即した選定を要望した。会議の終わりには、調査会による議論の重要性が改めて確認され、今後の進行について意見が交わされた。議会改革検討会議では、外部有識者による調査が進むことが期待されている。