令和元年12月9日、浜松市議会において、各種議題が取り上げられた重要な会議が開催された。
この日は特に、三方原用水及び周辺地域における水利施設の長寿命化や安全対策に関する議論が活発に行われた。まず、三方原用水第二期事業の進捗状況について説明があり、鈴木市長は「工事は令和6年度の完了を目指し、順調に進行中である」と強調した。しかし、事業計画が遅延している点も指摘され、具体的な対応が求められた。
次に、天竜川下流用水の老朽化に伴う耐震対策や、浜名湖北部用水の改修計画についても議論がなされた。行政側は、これらの水利施設の重要性を認識しつつも、予算の厳しさや地域住民との調整の必要性を挙げ、「国と連携し、適切な時期に必要な投資を行う」との方針が示された。
また、最後には特定外来生物タイワンリスの対策も話題となった。影山環境部長は「市内の生息数が増え、農林業への影響が心配されている」とし、早急な捕獲計画の策定を求める声が高まった。市では今後3年間での捕獲に注力し、地域の生態系を守る取り組みが開始される予定である。