令和2年第3回浜松市議会定例会が令和2年5月20日に開会した。
会期は29日間と決定し、議事に進む。
議長の柳川樹一郎氏は冒頭に監査報告を行い、複数の部門での監査結果を報告した。例えば、高齢者福祉課において身寄りのない高齢者への金銭管理について、統一的な取扱いが必要であるとの意見が示された。市長の鈴木康友氏は、各部門の監査結果に基づく引き続きの改善策について言及し、さらなる管理方法の構築を求めた。
また、この会議では新型コロナウイルス感染症に関する特別委員会の設置が承認された。議長発議で、特別委員会が設置され、その目的は感染最前線での取り組みを支援することにある。委員会メンバーの選任も進み、スピーディな対応が求められる状況である。特別委員会の設置について、鈴木市長は「市民福祉の向上に努めるべき時期である」と強調した。
加えて、議事の中には浜松市議会議長の辞職及び新議長の選挙が含まれた。前議長の柳川樹一郎氏が辞意を表明し、鈴木育男議員が29票の支持を受け新議長に選出された。鈴木新議長は「市政に係る課題を皆で解決し、浜松市の未来を築いていきたい」と付け加えた。
その他、議会運営や副議長の辞職及び選挙も議題に上り、波多野亘議員が副議長に選任された。新体制が整った浜松市議会は新たな一歩を踏み出す。
新型コロナウイルスの影響を受けながらも、議会は引き続き適切な事務処理と市民への情報提供が求められ、今後の進捗に注目が集まっている。初日の議題の進行がスムーズに保たれたことからも、議会運営の安定が期待されている。