令和5年10月17日に浜松市議会議会改革検討会議が開催された。
この会議では、議員定数に関する協議が注目された。加茂俊武委員長は、議会改革検討会議が継続的な議会改革を推進するために設立された組織であることを説明した。今回の議題に市民が直結することから、会議は公開されることになったという。
委員長は、前期における区の再編に伴い、議員定数についての議論が進んでいることを強調した。議長は、人口だけではなく、議員定数の決定には理論的な基準が必要だと述べ、市民の共感が得られる調整が求められるとした。この5ヶ月、議員定数に関する現状を共有しながら議論を重ねてきた経過を報告した。
議会事務局副参事は、協議手法が二通りあり、一つは各議員の主観による判断、もう一つは学識経験者による客観的な意見を基にした判断だと説明した。ほとんどの会派が外部有識者の活用を選択し、客観的なデータに基づく議論の必要性が共有された。
自由民主党の稲葉大輔委員は、第三者の意見を参考にすることに賛成し、他の委員も同様の意見を述べた。日本共産党の小黒啓子委員は、議員の業務の透明性を高めるために、外部の視点を取り入れることが重要であると強調した。
議会事務局は、議員定数に関するスケジュールも報告した。令和5年度に協議手法を決定し、令和6年度に具体的な検証を進める方針が示された。スケジュールによれば、令和9年4月の次期市議会議員選挙を見据えた議論が展開される予定である。各委員は、スケジュール通りに議論が進むよう責任を持って運営していくべきだとの意見で一致した。
市民が議員定数に関心を持つ中、今後の公開及び説明責任の重要性が再確認された。加茂委員長は、適切な議論が実施されるよう努める意向を示し、会議は閉会した。