令和4年第2回浜松市議会定例会が5月26日に開会され、会期の決定や補正予算案が審議された。
まず、市議会の会期が26日間に設定されたことが報告された。
続いて、全国的な景気回復の兆しを受けて、主要な議案が審議された。
特に、浜松市一般会計補正予算は、国の補助事業に基づき追加されるもので、安全で安心なまちづくりや新型コロナウイルス感染症対策に必要な経費の確保を目的としている。
鈴木康友市長は、補正予算案について「浜松医療センターの病床確保や市民サービスの向上に向け、必要な施策を進める」と述べた。
また、特別会計や企業会計も補正予算案が提出され、全体で33億227万円が追加される見込みだ。
次に、浜松市デジタルを活用したまちづくり推進条例に関する議案が上程されたが、請願者からは、個人情報保護が懸念されるとの指摘があり、反対意見も出た。
この請願には、若干の議論を呼ぶ内容が含まれているため、質疑が行われ、請願については委員会に付託されることとなった。
市長は「デジタルを利用して市民生活の質の向上に努めていく方針である」としたが、慎重な意見もあり、さらに議論が必要とされる。
また、議会運営などに関する人事案件も採決され、新たに太田康隆氏が議長に選任され、倉田清一氏が副議長に選ばれることが決定した。各議員はこれまでの議会運営への努力に感謝の意を表した。
このように、改革を進める中で議会運営が円滑に進められるように引き続き支援を求める旨が強調され、今後の活動が期待されている。