令和2年12月2日、浜松市にて市議会の定例会が開かれた。議事では主に人事課に関連する給与改正などが議題に上がり、議員からは一般質問が行われた。
日本全国で交通事故が年々問題視される中、浜松市も例外ではない。小野田 康弘議員は、同市の人身交通事故件数が過去11年連続で政令指定都市中最悪である現状を踏まえて、交通安全対策について質問した。議員は、現行の「ワースト1脱出作戦」の成果を尋ね、その施策の活用方法と市民への意識づけの必要性を強調。高須 土木部長は、ハードとソフト両面からの取り組みを続ける必要があるとし、「現状分析に基づく交通安全対策を一層推進していく」と述べた。
次に、地域公共交通についての質問では、大村 都市整備部長が、地域内における公共交通の整備状況を説明した。特にコミュニティバスの重要性に触れ、地域住民の移動を考慮した対策が必要であるとの認識を示した。
その後の質問においては、農業の未来を見据えた「スマート農業」の普及促進が話題に上がった。農林水産部門での技術革新が求められている現在、山下 文彦 担当部長が本市で展開している実証プロジェクトについて説明し、関係者との連携を強化する意義を力説。