令和2年2月12日に開催された富士宮市議会では、様々な重要議案が審議された。特に令和2年度予算案に関する議論が中心となった。
市長の須藤秀忠氏は、予算提案に際して、地方財政の厳しさを強調した。予算総額は447億6,000万円、前年度比で5.8%増となることが見込まれ、重点施策として「恵み豊かな未来づくり」などの具体名が挙げられた。
また、633億円に上る令和2年度の一般会計予算について、副市長の芦澤英治氏が詳細を説明した。市税が207億8,085万円である中、国庫支出金の増加もあり、経済環境の変化に応じた収入見込みが立てられていることが報告された。
特に出発点として「富士山の恵みを活かした国際文化都市」の実現に向けて市政運営が行われることを市長が述べ、富士山関連の観光資源が紹介され、観光施策が強化されることが期待される。
副市長はまた、環境問題への取り組みとして、廃棄物処理の計画などの必要性を示した。この政策は、持続可能な地域社会の実現に向けた重要な役割を果たす。
会期終了後には、教育行政の重要性も共有され、教育委員会の委員任命に関することが同意された。新たな委員を任命することにより、教育制度の質を高める目途が示された。特に特別支援教育や地域の特性を踏まえた教育活動が重視される中、市民の期待に応える取り組みが期待される。
議会は次回の会議をもって、全体の予算を通過させることを目指す。市議会では、議員たちは様々な意見を取り入れつつ議論を深め、より良い市政を目指して運営していくことが確認された。