令和4年6月2日、幸手市議会にて学校給食や医療体制に関する一般質問が行われた。まず、学校給食についての質問があり、幸手市の小中学生に対する給食料金は、月額小学校4,300円、中学校4,900円に設定されていると報告された。さらに、栄養士による献立作成が市内の学校で行われ、カロリー基準として650キロカロリーや780キロカロリーが示されるなど、栄養バランスへの配慮がなされていることも分かった。また、コロナ禍において生じた物価高騰に対して、学校給食に関する臨時交付金の活用が議論され、補助金723万6千円の支給が検討されているとのこと。具体的には、給食費補助金363万円が、児童生徒一人当たりに支給される予定だ。課題として、給食費の値上げ検討が挙げられ、現場では価格が上昇している食材の影響を受けている状況が窺えた。
次に、済生会栗橋病院の移転に関する質問に移った。済生会栗橋病院は令和4年6月1日より加須市に移転した。この報に接し、幸手市民は新たな病院機能を享受できる一方、栗橋病院廃止に伴い医療体制への影響を懸念している様子が伝えられた。健康福祉部長からは、跡地利用において医療機関が新たなサービスを提供することが確認されており、地域医療体制において連携を図る意向が述べられた。さらに、秋谷病院との連携に向けた研究が進められる見通しが示された。